Cisco VIRL の起動と VM Maestro の解説

今回は Cisco VIRL の起動及び VM Maestro の解説をしたいと思います。
前提として以前紹介した Cisco VIRL インストール手順(VMware Player編) を参照して VIRL のインストールが完了している状態からスタートです。

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1. VIRL VM 及び VM Maestro の起動

1) VIRL VM の起動

まず、VIRL VM を起動です。私の場合はショートカットをデスクトップに作成してあるので、ダブルクリックで VMware Player を起動させます。

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画面左側にある “virl.0.9.17.pc” をクリックします。

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すると、右側に VM の状態が表示されるので “Play virtual machine” をクリックし、VM を起動させます。

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接続されている USB 機器確認のポップアップが出る場合がありますが、それは OK して進んでください。

下記の画面になれば起動完了です。すでに必要なサービスは起動している(または起動中)ので、ログインする必要はありません。

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その後は特に VIRL VM を触らないのでウィンドウは最小化しておきましょう。

 2) VM Maestro の起動

VM Maestro も私はショートカットをデスクトップに置いているので、ダブルクリックで起動させます。

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下記 License Agreement が出る場合は、内容を読んで “Remember my decision” にチェックをし、Agree を押して進みましょう。

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2. VM Maestro 画面説明

 起動すると下記画面になります。VM Maestro には下記 2つ の大きな作業画面があります。

  • Design : トポロジーを作成するための画面
  • Simulation : ルータを実行した後のコンソール操作などを行う画面

1) Design 画面

画面右上のタブを見ると分かります。デフォルトの下記画面は Design になっています。

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下記に Design タブでの画面について解説します。

Topology Editor Pane

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トポロジーエディター(またはキャンバスと言われる)では、Palette Pane のオブジェクトやツールを使ってトポロジを作成します。Palette Pane のオブジェクトを選択し、この画面にクリックすることで配置することが可能です。また、オブジェクトの名前変更や、移動、削除なども行えます。

また、ツールバーの下記プルダウンメニューを使って拡大や縮小も可能です。拡大して画面をはみ出すような場合にはスクロールバーで画面を移動できるようになります。

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Properties Pane

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Project Pane では作成したトポロジをプロジェクトとして作成や削除、管理ができます。デフォルトで “My Topologies” と “Sample Topologies” が作成されていますが、自分で好きなプロジェクト及びトポロジを作ることが可能です。

Palette Pane

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Palette Pane は VIRL トポロジを作るためのツールやオブジェクトのライブラリです。”Tools”、”Nodes”、”General” の 3つ に分けられています。

Palette Pane 上で右クリックをして、Layout からアイコンのみの表示にしたり、表示方法を変えることが可能です。

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下記は各オブジェクトの説明です。

virl13 Select Tool – トポロジ上のオブジェクトを選択する
virl14 Connect Tool – オブジェクト間を接続し、ポイントツーポイントリンクを作成
virl15 IOSv Node – IOSv ルータ
virl17 IOS-XRv Node – IOS-XRv ルータ
virl20 CSR1000v Node – CSR1000v ルータ
virl21 NX-OSv Node – NX-OSv ルータ
virl16 Server Node – サーバ。Default では Ubuntu Server 14.04 LTS
virl19 Unmanaged Switch – L2スイッチ。LANセグメントを作成。
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Site Tool – VIRLトポロジを階層的に作ることができる。Site間の接続も可能。

virl23 External Tool – Layer2(Flat) or Layer3(SNAT)コネクションを作成し、VIRLオブジェクトから
VIRLホストマシンのEthernetインタフェースを抜けて外部と接続。

2) Simulation 画面

次は画面右上の Simulation タブをクリックして、Simulation 画面にしてください。
注意 : 画面は Simulation を開始している状態のものです。

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Simulations Pane

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Simulations Pane では、Simulation を実行後、稼働しているルータの状態を確認したり、個々のルータを停止、再起動させたりすることができます。また、コンフィグの抽出や、ルータへのコンソールアクセスもここから行います。

Console Pane

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Simulation 実行後に、ルータの起動状況が表示されます。ルータの起動に失敗している場合などはここにエラーメッセージが表示されます。Simulations Pane からルータにコンソールアクセスした場合には、ここに新規タブが作成されコンソール画面が表示されます。

3) Pane 位置の初期化

Design タブ及び Simulation タブの両方で、各 Pane は位置を変更したりサイズを変更したりすることが可能です。たまに画面がどこに行ったか分からず、探し出せない場合があります。そのような場合には、Design タブ/Simulationタブの上で右クリックをし、Reset を選択することで Pane の位置及び表示を初期状態に戻すことが可能です。

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4) Simulation Controls

Simulation の操作として下記 3つ のアイコンがツールバーにあります。

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各アイコンの解説です。

virl29 Start or Play ボタン。トポロジのシミュレーションを開始します。
コンフィグは自動生成または手動で入力されたものが読み込まれます。
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Stop or End ボタン。ボタンを押すとどのシミュレーションを終了するか、設定を抽出するか、
コンソール接続を閉じるかなどを聞かれる画面が出る。選択して終了させる。

virl31 Update ボタン。現在のトポロジの状態を AutoNetKit へ送り、コンフィグや Visualization を
生成する。

以上が Cisco VIRL 及び VM Maestro の解説でした。
次回からはトポロジの生成や、ルータの起動、設定などを解説していきます。