ロリポップから快速 Mixhostへサーバー移転。手順を細かく紹介!

こんにちは ccieojisan です。

本ブログはロリポップ!で運用していましたが、サーバの応答速度が遅いためロリポップ!から MixHost へ移転しました。


色々とサーバ移転の方法を書いてくれているページもありますが、自分なりの方法もシェアしようとここにまとめておきます。

尚、本手順では有料プラグイン All-in-One WP Migration を使用することが前提となっています。サーバ移転やテスト環境からの移行など、このプラグインは本当に使えますのでお勧めです。

MixHost の申し込み (30日間のお試し期間)

MixHost のページへアクセスし、お申込みをクリック。

プランはスタンダードでも大丈夫かなと思ったのですが、現在ロリポップ!で月2000円を払っているので、同額のプレミアムにしました。

申し込みには無料のサブドメインを指定する必要があるので、入力します。独自ドメインを使う人はあまり気にする必要は無いと思います。

次の画面は確認だけなので、”お客様の入力”をクリック。

お客様情報を入力。

続いて注文の確認画面になれば、申し込みが完了です。

すると下記のようにメールが届くので、そこにサーバーへのログイン情報などが書かれています。

SiteGuard WP Plugin の削除

まず移行をする前に現在のサイトで SiteGuard WP Plugin をインストールしている場合は削除しておいてください。(無効化ではなく、無効化して削除まで行ってください。)

移行した後で再度インストールすれば良いだけなので簡単です。削除しておかなかった場合、移行後にアクセスした場合に画面が真っ白という状況になる場合があります。

この情報は下記ページを参考にさせていただきました。

つ、ついにロリポップを卒業です!新しいサーバーは最近評判の良いmixhostにしました。このブログも表示スピードが上がって快適になりました。ロリポップからmixhostへのサーバー移転方法はmixhostのブログにもわかりやすく解説されてい...

ブログのバックアップ

移行の準備としてブログのバックアップを行います。前述したように有料プラグインの All-in-One WP Migration を使います。※ ブログのサイズが 512MB 以下の容量の場合は無料で使えます。

ワードプレスのダッシュボードにアクセスし、All-in-One WP Migration -> エクスポートをクリック。

高度なオプションで色々と選ぶことができますが、良く分からない方はそのままでエクスポート先 -> ファイルをクリック。

ブログサイトのアーカイブが開始されます。

アーカイブが完了すると、画面が下に変わり、緑枠をクリックするとローカルの PC へバックアップファイルが保存されます。

ネームサーバーの変更

MixHost での独自ドメイン登録において、同時に SSL証明書 も発行が行われますが、ネームサーバーが変更されていないと、証明書が発行されない(発行に時間がかかる)ため、先に変更する。※ただし、ネームサーバーの変更の反映が移行より早い場合にはWebページが見れない状況が発生します。

本ブログのドメインはムームードメイン
を利用していますが、ムームードメイン
でネームサーバーの設定変更を行います。

ドメイン操作 -> ネームサーバ設定変更をクリック。

“ネームサーバ設定変更”をクリック。

“GMOペパボ以外のネームサーバを使用する”を選択し、mixhost のネームサーバ ns1.mixhost.jp 等を下記の通り設定し、”ネームサーバ設定変更”をクリック。

ネームサーバーの変更には 1~2日 程度かかります。(注:1~2日とは、世界中の人が新しい MixHost のサーバーへアクセスするのにかかる時間です。その間はロリポップ!にアクセスする人もいれば、MixHost へアクセスする人もいます。)

独自ドメインの追加

ネームサーバーの変更から1時間後MixHost の cPanel にログインをし、独自ドメインの追加を行います。

“アドオンドメイン”をクリック。

新しいドメイン名に独自ドメインを入力します。サブドメインとドキュメントルートは自動的に入力されます。入力したらドメインの追加をクリック。

下記確認が画面が表示されます。

10~15分程度待つと、SSL証明書のインストールが完了した旨のメールが来るので、それを確認して次に進みます。

インデックスの無効化

次にインデックスを無効にしておきます。

“public_html” をクリックします。

“インデックスなし”を選択し、保存。

ワードプレスのインストール

MixHost でワードプレスのインストールを行います。cPanel から WordPress をクリック。

“Install Now” をクリック。

下記3画面は WordPress の設定になります。後でバックアップから復元するのでとりあえずの設定となります。

  • プロトコルの選択 : https://
  • ドメインの選択 : ccieojisan.net (適宜変更)
  • ディレクトリ : (空にする)

ほとんどの人が https://ccieojisan.net などドメイン名のみを指定するとトップページが見えるようにしていると思います。その場合は、上記のディレクトリを空にしておくことが必要です。

下記3つも設定します。

  • Admin Username : ログイン名
  • Admin Password : パスワード
  • 管理者Eメール : 適当なメールアドレス

最後の項目 “インストール詳細のEメール送信先” にも自分のメールアドレスを入れて、”インストール”をクリック。

これでワードプレスのインストールは完了です。

hosts ファイルの編集

この時点では自分の PC から自分のドメインへアクセスした際に、MixHost へアクセスしている保証はありません。そのため、ネームサーバーの変更が反映されるまで強制的にアクセスさせるように hosts ファイルというのを編集します。(Windowsの場合)

Windows メニュー右側の検索に notepad と入力し、notepad を探します。(当方、英語版 Windows のため、英語での検索となっておりますが、日本語ではメモ帳となるかと思います。)

次に Notepad を Run as administrator (管理者として実行) をクリックします。

実行の際に注意のダイアログが表示される場合がありますが、Yes をクリック。

続いて Notepad で File -> Open を選択。

hosts ファイルの場所は This PC > OS (C:) > Windows > System32 > drivers > etc になります。ファイルタイプを “All Files” にすることでファイルが見えるので、hosts ファイルをクリックし、Open します。

下記が hosts ファイルの中身ですが、18行目を追加します。MixHost のサーバーIPアドレスと独自ドメインを下記のように書きます。更新したら File -> Save で保存し、File -> Exit で Notepad を終了してください。

# Copyright (c) 1993-2009 Microsoft Corp.
#
# This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows.
#
# This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each
# entry should be kept on an individual line. The IP address should
# be placed in the first column followed by the corresponding host name.
# The IP address and the host name should be separated by at least one
# space.
#
# Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual
# lines or following the machine name denoted by a '#' symbol.
#
# For example:
#
#      102.54.94.97     rhino.acme.com          # source server
#       38.25.63.10     x.acme.com              # x client host
XXX.XXX.XXX.XXX		ccieojisan.net

# localhost name resolution is handled within DNS itself.
#	127.0.0.1       localhost
#	::1             localhost

上記 XXX.XXX.XXX.XXX は MixHost の割り当てられているサーバーIPアドレスを記入する必要があります。下記の方法で MixHost のサーバーIPアドレスは確認が可能です。

cPanel へアクセスしてください。右側の一般情報の一番下にある “サーバー情報” をクリック。

すると、サーバー情報が表示されるので “専用IPアドレス” をメモし、このアドレスを hosts ファイルの XXX.XXX.XXX に書きます。

これで hosts ファイルの編集は完了です。

MixHost のワードプレスでブログの復元

MixHost でワードプレスをインストールし、hosts ファイルを編集したので、独自ドメインでアクセスすると、MixHost のワードプレスへアクセスできるようになります。

試しに http://ccieojisan.net へこの時点でアクセスすると、デフォルトの下記画面が表示されます。

http://ccieojisan.net/wp-admin/ からワードプレスのログイン画面にアクセスし、先ほどワードプレスのインストールで設定したログイン&パスワードでログインします。

プラグイン->新規追加をクリック。

キーワードに “all-in-one” と入力すると、All-in-One WP Migration プラグインが表示されるので、”今すぐインストール”をクリックし、有効化してください。

ブログのサイトが 512MB 以上あり、All-in-One WP Migration プラグインの有料版を購入している場合は、上限を解除するプラグインのインストールも忘れずに行います。

それではブログの復元を行います。All-in-One WP Migration を右側のメニューからクリックし、インポートを選択。右側のインポート元からファイルをクリックして、バックアップしたファイルを開きます。

するとインポートが開始されます。

ファイルのインポートが完了すると、最終確認の画面が表示されるので、”PROCEED” をクリック。

無事に復元が完了すると、下記画面が表示されます。

再度独自ドメイン(https://ccieojisan.net)にアクセスをすると、ちゃんと復元された状態でページが見れるのが確認できます。

以上で移行は完了です。お疲れ様でした。

ロリポップとMixHostの速度比較

やはり移行後のロリポップ!MixHostの比較が気になるところですよね。今回私が移行に踏み切ったのは、サーバーの応答速度が一番の理由でした。

移行前(ロリポップ!: 2017/12/11-2017/12/17)

移行後(MixHost: 2018/01/01-2018/01/07)

上記 サーバーの平均応答時間 を見ると、7倍近く早くなりました!

Google Insights でサイトの速度を調べていた時に、ロリポップ!の時にはほぼ毎回出ていたサーバの応答速度の改善が表示されなくなりました。

体感としても WordPress の管理画面の操作が早く感じれたり、サイト自体の読み込みなども早くなった分かります。上の比較でもページの平均読み込み時間も改善しており、あきらかに早くなったのは明確です。私はロリポップ!ではエンタプライズプラン、MixHost ではプレミアムと同額の月2000円を払ってここまで違いが出るのですから、移行しない手はないですよね。

ちょっと移行の手間はかかりますが、MixHostに移行して大満足です。レンタルサーバーの移行を考えている方、ぜひ MixHost も検討してみてください。



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